先日、こりおり舎の天日(てんぴ)が壊れました。
天日って知っていますか?太陽熱温水器のことです。屋根の上に置いた太陽熱温水器が、太陽の熱で水を温め、お湯にして、そのままお風呂でお湯として使うことができるという装置です。
こりおり舎の建物には、建物を購入した時についていました。最初は天日というものを知らなかったので、屋根の上に乗った銀色の装置に、「なんだあれは?」と思ったのですが、使ってみるとなんとも便利な装置です。
なにせ、灯油もガスも使わずにお湯が沸く!
節約にもなるし、エコです。
元々は井戸水がつながっていて、井戸水を天日であたためてお風呂で使っていたという、なんとも節約できるシステムでした。
こりおり舎で宿を始めるにあたり、お風呂には上水道の水を繋いだのですが、せっかくなので上水道を天日に接続してもらい、水道水を天日で温めてお風呂で使えるようにしていました。
冬場はあまり使い物になりませんが、夏は水を混ぜなければ熱すぎて使えないほど熱々に熱されたお湯が出るので、ほとんど燃料を使わずにお風呂に入れます。春や秋も晴れた日はぬるい〜あったかいくらいのお湯になるので、燃料の節約にもなります。
大雨の後だったので、最初は上部に溜まった水が流れてきているのかな?と思っていたのですが、晴れていても、水道を使っていなくても、水が垂れている。。
慌ててオープン前から水回りのトラブルでお世話になっている島の水道屋さんに連絡。すぐ見に来てくれました。
さくっと屋根に登って確認し、「これはだめかも…」と。部品を扱っている会社にも確認してもらいましたが、もう古すぎて部品はないし、どちらにせよ寿命(おそらく私たちと同世代の天日さん)はとっくに過ぎているよ、とのことで、天日に上げていた水道管を切り替えてもらいました。
夏場、汗をかくのでシャワーの回数も増え、晴れの日も多く、天日の本領発揮シーズンなのですが、泣く泣く使用を中止。古い建物は、建物はもちろんですが、既存の設備もだんだんと壊れていくので、メンテナンスや買い替えが必須です。。
とはいえ、最近はあまりに気温が高い晴れの日が多く、天日を通していないはずの水道水も管を通ってくる間に温められ、ボイラーをつけずにシャワーを浴びられる日が続いています。
こりおり舎は入口の竹藪が崩れた石垣と共に撤去されたことで、こりおり舎の西側には西陽がさんさんと降り注ぐようになりました。まるで温室のようになるので、簾をかけたり、窓を開けて換気をしたり、工夫をしています。
古民家は、夏場涼しいのか思いきや、意外と暑い。断熱がされていないので、冷房の効きが悪く、外気の影響をもろに受けます。
共有スペースは西日の影響を受け、やや暑いですが、客室には最新のエアコンがついているので快適ですよ✨
宿泊のご予約はこちらからどうぞ
夜間本屋を貸切でご覧いただける一組限定の宿です。
本のご注文はこちらからどうぞ
コーヒーのご注文はこちらからどうぞ
本屋貸切営業のご予約はこちらからどうぞ
コーヒーのご注文はこちらからどうぞ
本屋貸切営業のご予約はこちらからどうぞ
もしくは直接お問い合わせください。