リトケイをご存知でしょうか。

NPOリトケイ(離島経済新聞社)は、日本の島々に存在する島国の宝を未来につなぐために活動を続けている民間NPOです。

季刊ritokeiというフリーペーパーを発行していて、こちらはこりおり舎でも設置しているのでご覧になったことがある方もいるかもしれません。

 


ちょこっと、島の文化についてコラムを書かせていただいたこともあります!

毎号、さまざまな切り口で島を捉えていて、島の未来を考える中で大切なキーワードやヒントがたくさん詰まっています。届くのをいつも楽しみにしているフリーペーパーの一つです。


ちょうど昨日、最新号が届きました!

最新号のテーマは、2050年に向かい島と私たちはどう生きるか」
毎回、いいところというか、ちょっと痛いところをついてくるのがポイントです。

そんな離島経済新聞社がこの度出版したのが、『世界がかわるシマ思考――離島に学ぶ、生きるすべ』。

 

当初は島の担い手となる子どもたちや、島の現役世代に向けて制作を始めたそうですが、島に限らず広く社会に生きる人にも役立つと考え、題目を『世界をかえるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』に改め、完成したとのこと。

2023年にはクラウドファウンディングも実施され、こりおり舎もわずかながら支援し、完成を心待ちにしていました。

 

以下、公式HPより抜粋してご紹介します。

「シマ思考」と「離島に学ぶべき7つのポイント」

「シマ思考」とは「人と人が支え合うコミュニティ(=シマ)」を中心に世界を捉えるしなやかな思考。『世界がかわるシマ思考ー離島に学ぶ、生きるすべ』では先ず、「離島に学ぶという提案」として「離島に学ぶべき7つのポイント」を紹介しています。

 

<島に学ぶべき7つのポイント

1 有機的な「シマ」の密集地

2 利他的生き残りの先進地域

3 「ない」から生まれる創造力と生きる力

4 誰一人とりのこせない世界

5 「足るを知る」が当たり前

6 自然と生きる豊かな感覚

7 課題も可能性もみえる「日本の縮図」

 

キーワードは「シマ」。

シマという言葉には「離島」や「たよりになるもの」などの意味があり、奄美や沖縄地方では「集落」をシマと呼ぶことから、本著ではシマを「人と人が支え合うコミュニティ」と定義しました。

 

こりおり舎も大島という島にありますが、橋を一つ渡ったり、船に乗ったり、別な島へ渡ればそこにはまったく異なる暮らしがあり、文化があることを感じます。

一口に島といっても、それは多種多様で、それぞれのもの。個々の文化、島々を生かし、残していくために何ができるだろう。


多くの島のことを考えることはできなくても、ほかの島に学びつつ、大島のことを考え、行動していくことはできるはず。

まずは、一緒に考える仲間を増やしていけたらいいなぁ、と考えています。

 

遅れているようで、最先端。島のこれからを考えることは、日本のこれからにつながっていくはず。

ぜひ、フリーペーパーや書籍をきっかけに、考えてみていただければと思います。



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