灯光舎から刊行された、『つくる人になるために』の刊行を記念し、著者である光嶋裕介さん、青木真兵さんをお招きします！
　刊行に至った経緯や込められたい思い、「つくる」こと、「つくる人になるため」のことなど、じっくりとお話をお伺いします。

 
初版限定で浮き出し（エンボス）加工、封蝋に見立てたシール（４色！）付きの特別仕様です！

 

　建築する日々に励みながら、旅先でのスケッチや執筆活動にも精をだす若き建築家・光嶋裕介さんと、奈良の山村に私設図書館をつくり、執筆や自主ラジオなど様々な形でメッセージを発信する若き思想家・青木真兵さんが、些細な日常の出来事や思索をつぶさにみつめて綴った往復書簡。 

青木真兵(あおき しんぺい)さん 

「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。博士(文学)。社会福祉士。

1983年生まれ、埼玉県浦和市に育つ。「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」キュレーター。
古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。博士(文学)。社会福祉士。
2016年より奈良県東吉野村に移住し、自宅を私設図書館として開いている。
著書に『手づくりのアジール』(晶文社)、妻・青木海青子との共著『彼岸の図書館──ぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)、『山學ノオト』シリーズ(エイチアンドエスカンパニー)などがある。

人文系私設図書館ルチャ・リブロ　https://lucha-libro.net/ 

光嶋裕介（こうしま ゆうすけ）さん

建築家・一級建築士・博士（建築学）

1979年、米ニュージャージー州生まれ。2002年　早稲田大学大学院修了。
2004年〜2008年　ザウアブルッフ・ハットン・アーキテクツ（独・ベルリン）勤務。
2008年　光嶋裕介建築設計事務所を開設。2021年 神戸大学特命准教授。
主な作品に《凱風館（神戸、2011）》、《森の生活（長野、2018）》、《桃沢野外活動センター（静岡、2020）》など。
主な著書に、『幻想都市風景』（羽鳥書店、2012年）、『増補　みんなの家』（ちくま文庫、2020年）など多数。
最新刊は『ここちよさの建築』（NHK出版）
光嶋裕介建築設計事務所　www.ykas.jp
 

　私たちにとって「つくる」とはなにかを問いかけ、つくる喜びについて対話を重ねながら、生き物として生きやすい社会を模索していく。 
　書簡をとおした対話のトピックスはまさに縦横無尽。働くことやお金のこと、ふたつの原理の往還、外と内の自然、そして建築や本の話まで広がっていきます。 
　ふたりの対話をじっくり観察すると、前提を問い直すこと、自ら思考し行動することは、何かを「つくる」ことへのきっかけにつながるのではないかと感じます。 
　互いのちょっとした違いを認め合い、相手の言葉を受け止め、内省し、さらに言葉を紡いでいく二人の姿勢は、私たちの日々の生活や思考へのささやかな刺激となり、生き物として少しでも生きやすい社会をつくるヒントになるかもしれません。 

　先月末から「パスとシュート」と題してトークイベントツアーを行なっているおふたり。
　会場となる場、参加者のみなさま次第で、トークは広がり、深まります。どんなお話になるか、今からとても楽しみです。いい時間を共にできれば幸いです。
　ぜひ、こりおり舎ならではの場、時間を一緒につくっていきましょう。 
　ご参加お待ちしております！ 

開催日　　2023年8月21日（月）

時　間　　18時半〜（18時開場）

会　場　　こりおり舎（愛媛県今治市吉海町仁江2436）

参加費　　1800円（1ドリンク込み）　当日会場にてお支払いください。

定　員　　15名 （定員になり次第予約を締め切ります）

申込先　　coriolissha@gmail.com / 0897-72-8006（土日月火12時〜17時）