ポエトリー・ドッグス
今年はたくさん本を読みたい、ということで、読んだ本のご紹介もしていきたいと思います。
読書感想文は苦手なので…感想というよりは読書記録として、覚書兼ご紹介のような感じでやっていきます。
さて、1冊目はこちら。
『ポエトリードッグス』
斉藤倫 著 ・ 講談社 発行
斉藤倫 著 ・ 講談社 発行
今年ではなく、昨年末に読んだ本です。
詩人の斉藤倫さんによる、詩をめぐるものがたり。
「ぼく」がふらりと入ったバーでは、いぬがバーテンダーをしていて、つきだしのように「詩」を出してくれる。不思議な感覚になりながらいぬのバーテンダーの解説とともに詩を読むと、難解に思えた海外の詩も、古い言葉も、なんだかじんわりと響いてくる。
「ぼく」とともにお酒を飲んでいるかのような、ふしぎな浮遊感とともに詩を味わっていると、「ぼく」が抱える仕事のことや、過去のことが、自分のこととリンクして、ひりひりとした、先を知りたいような知りたくないような、と思いながらページをめくった。
詩を紹介してくれるだけなのかと思っていたら、読み進めるとだんだん詩と「ぼく」や読んでいる自分が溶け合うようにつながって、最後まで読むとじんわりとあたたかな気持ちになる。
詩を読んでみたいけれど、どう読んでいいかわからない、というときのヒントにもなる一冊だけど、物語としてとてもすてきなお話。詩や詩人のこと、カクテルやバーについてのうんちくを「ぼく」といっしょにカウンターで楽しんでいるような気分になる。
— ちぢき📖こりおり/島の本屋と珈琲屋と宿 (@coriolisbooks)
楽しくて魅力的だけれど、流れる寂しさと切なさがあって、実家にいる犬を抱きしめてくなりました。
ポエトリー・ドッグス https://t.co/Qq3bx77bfQ
December 25, 2022
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