競合になるからだめ?
 ふとしたときに、新しいコーヒー屋が島にできたらこりおり舎の競合になるので嫌か、みたいな話がでた。なんだかその質問が意外すぎて、ちょっと笑ってしまったのだけど、たしかに普通は気にするのかもしれない。

 島に新しい店ができること、島で事業をやっている人がいること、それによって島が盛り上がっている雰囲気になったり、その店を目ざして島に来る人がいたりすることの方が、こりおり舎に来るお客さんがその店と分散することよりずっとずっと大きなことなので、全く問題はないと思っている。
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 カフェでもコーヒー屋でも本屋でも、いろいろなコンセプトや思想の店ができたらいいと思う。こりおり舎では好みに合うものを見つけられなかった人もほかの店では得られるものがあるかもしれない。何より、島の中に選択肢があるというのは、いいことだ。

 この島に移住したときや店を開いたときには、島にはコーヒーの自家焙煎豆を販売する店や本屋はなく、「島唯一の」とか「島になかったものを」とか、そういったことを売り文句にしていたし、その切り口で取材していただいたことも多い。それはそれでとてもありがたかったのだけれど、今はそこは重要なことではないなと感じている。

 むしろ何店舗もコーヒー屋や本屋があって、コーヒー屋巡り、とか本屋巡り、ができる島だったら楽しそうだとさえ思う。とくに本は、食べものと違って、お腹いっぱいでこれ以上はいらない、とはならないところがすてきだ(危険ともいう)
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本屋の隣に本屋があったっていいじゃないか。
 ショッピングモールやデパートなどの商業施設では、たくさんのアパレルショップが並んでいて、人は好みや用途や年齢に合わせてショップを選び、服を選ぶ。たくさんある店をどんどん覗く人もいれば、ここ、と決めた店に直行する人もいるだろう。路面店で1ブランドだけで勝負するより、集客にも売り上げにもつながる店が多いと思う。 

 そんな風に、いろんな本屋が並ぶ場所があってもいいんじゃないか、と最近考えている。 最近は何か一つのジャンルに特化した店も増えていて、そんな本屋が並んでいて巡ることができたら、本好きにとっては楽しいだろうなぁと思う。

 春に出店した広島本屋通りは、まさにそんな夢を現実にしたようなイベントだった。本屋の中に本屋が集まって、それでも本が売れる不思議。同じ什器を使ったイベントでさえ、それぞれの店の個性が伺えたのだから、それぞれの店をや、だ。
 
 本屋のすごいところは、並んでいる本がたとえ同じでも店主によって並べ方が異なり、同じ店にはならないところだ。仕入れの仕方や棚の作りが違ってくればその違いはさらに顕著になる。100人の店主がいれば100通りの店になるだろう。あたりまえのようで、すごいことだなと最近改めて思う。
 こりおり舎では扱っていないジャンルや、わたしの知識では弱いジャンルも多い。でこぼこ補いあいながら、本の裾野を広げられるような店が島にあってもいい。
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 これから島でなにかやろうという人やしまなみの島を検討している人で、こりおり舎があることで本屋やコーヒー屋を大島ではできない、とは思わないでくれたらいいな、という話でした。

 
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★8月のイベント情報★

8月27日(土)軒先フリーマーケット
 3回目の開催です。出展者募集中!
 
こちらもまだまだ実験的取り組みの最中です。いっしょに試行錯誤してもいいよ!という方がいらしたらぜひ〜〜。
 

宿舎こりおり 予約受付中!

しまなみ海道や愛媛へのおでかけの拠点としてもお使いいただける宿泊スポットとして、こりおり舎の宿もスタートしています。 
 少しずつ宿泊のご予約もいただき、お泊りいただいています。本がお好きな方、こりおり舎をもともと知って下さっていた方が多く、泊まれる本屋を満喫していただいています。

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しまなみ大島の自家焙煎珈琲と本
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