こりおり舎の本で扱っている本は、8割が古本です。
 新刊の仕入れのことを続けて書いたので、今回は古本のことについて書いていきます。

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 こりおり舎で扱っている古本は、雑誌も含めると、3500冊くらい。
 500冊くらいは、元々自分の蔵書だった本や開店のために集めた本です。
 大半は、譲っていただいた本です。

 こりおり舎は、古物商を取得しているので、古本の買取販売の資格を持っています。
 しかし、いまのところ買取はせず、コーヒー1杯と交換、という形でお引き取りしています。
 
 なぜか?
 理由は2つ。

 1つ目の理由は、ズバリ、お金がなかったから

 開店準備中、露店やキッチンカーで営業を始めた頃から、本屋をやるために古本を集めたいと思っていました。けれど、元手がない。開業資金は店舗の改修や設備投資に使うので、仕入れに使うことのできるお金はほんのわずかでした。
 そこで、こりおり舎が提供できるコーヒーと交換、という形で本を譲っていただくようになりました。
 お金に頼らない、島の流通実験的な意味合いもあり、本以外にも野菜などと交換していただくこともありました。
 「タダでコーヒーが飲める」
 「ちょうど断捨離していた」
 「ブック◯フでは値がつかなかった」

 様々な理由で本をお持ちくださる方がいました。時には、イベント出店先でいただくことも。
 「思い入れがあるから捨てがたい」
 「こりおりさんで活用してくれるなら」

 そんな風に言ってくださる方もいました。
 「こりおりに合いそうなものを選んだよ」
 なんていう、すてきなこともありました。

 そのうちに、本を集めていると聞いて、と引取のご依頼をいただくことも出てきました。
 おかげさまで、3000冊を超える幅広いジャンルの本が集まり(店頭に出せていない本も入れると5000冊くらいかも)、無事にこりおり舎をオープンすることができました。冊数が揃っただけでなく、いろいろな世代、趣味嗜好の方からお譲りいただいたことで、当初の予定より本のジャンルが幅広くなり、間口の広い店を作ることにもつながっています。

 古巣の開店準備期間は棚が埋まらない夢にうなされる日々だったので、そんな心配なくこりおり舎を開店できたのは本をお譲りくださったみなさまのおかげです。。

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 そんなふうに本を譲っていただく中で生まれたのが2つ目の理由、
島の文化を島の中で回したいから。

 もう読まないけれど、捨てるのは忍びない、売っても値がつかない、思い入れがある。本をお譲りいただく中で、そんな本が島の中にはたくさんあるのだなぁと感じました。
 それを、こういう場ができて良かった、と言ってお持ちくださる方が多くいらして、本には売るだけじゃなく引取の需要もあるのか、と驚きました。

 また、買取、というと、「きれいでなければ」「価値のある本でなければ」と思われがちですが、お譲りいただくことで、気兼ねなく様々な本を持ち込んでいただけます。
 中には、ぼろぼろだけど古くてもう流通していない本や、地域内だけで回っていた冊子、時代を感じる特集の雑誌など、金銭的な価値だけでは計り知れない価値のある本も多くあります。確かに、チェーンの古本屋では値付けができないよなぁ、という本です。
 とはいえ、それを島の外に出してしまう、もしくは捨ててしまうなんてなんたる損失!と思うわけです。そういった本をお譲りいただけると、助けられてよかった〜、という気持ちになります。
 本に込めた想いを託したい方にとっても、捨てられかけた本にとっても、助けになれていればうれしいです。
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↑軽トラで大量にお持ちいただくことも!

こりおり舎にとってのメリット

 ・仕入れ費がかからない!
 ・希少本や知らない本に巡り合える!
 ・査定の手間がかからない
 ・ついでに店を訪れていただける
 ・コーヒーの試飲をしていただける
 ・ジャンルや本の内容の幅が広がる!
 ・本を通じこりおり舎を気にかけてもらえる!

 などなど…数えきれず。

 デメリット、というほどではないですが…
 週刊誌や成人向け以外はジャンル問わず、としているので、こりおり舎では扱いにくいジャンル(専門書やコミックなど)だったり、状態が販売できるものではなかったり、ということで店頭に並べられない本もあります。
 そういった本があった場合は処分させていただく、ということまでお伝えして引き取りをしています。が、ほぼ処分代行になることも…(本は重いし縛らなければならないので、処分するのも大変、という方にはそれはそれでお役に立てれば良いのですが)
 
 一時期、古本の整理に追われ(今もまだ整理が必要なものがたくさん…)、引き取りジャンルを絞るか買い取りできるもの(店頭に並べられるもの)だけにするか、と悩みました。しかし、今のところは引き続き、ALLジャンルお引き取りスタイルでいこうと思っています。

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↑人によっては価値があるし状態はいいけどお店では置き場に困る!という本のコーナーを作ったりも始めました。

古本のお引き取りいたします
 オープン後にもたくさんお持ち込みいただいたり、最近も引き取りのご相談をいただいたりしています。「本と言えば」でわたしやこりおり舎を思い出していただけるのが、とても嬉しいです。
 引き続き、店頭での引き取りの場合は、その場でコーヒー1杯と交換しています。
 週刊誌、成人向け意外であればジャンル問わず。雑誌もOK。絵本など子ども向けのもの、庭づくりや料理など実用書、詩集などとくにうれしいです。島や地域の本もうれしい。

 島内や今治市近郊であれば、お引き取りにも伺いますのでお気軽にお問い合わせください。
(営業日外での引き取りになります。島外の場合は日程調整に時間がかかります)

 
 
オープン1周年企画
Kitchen313Kamiyuge がやってくる!! 
こりおり舎オープン1周年を記念して、特別な1日を

4月6日(火)12時〜
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上島町の弓削島にある、Kitchen313Kamiyuge のまきさんが、
自家製パンの出張販売にきてくださいます!
おいしいパンとともに自家焙煎珈琲をお楽しみくださいね!
なくなり次第終了なので、お早めにどうぞ♪
 
 
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