こりおり舎は4月5日にオープンしたので、すでにコロナの感染拡大によりイベントなどが自粛ムードに入っており、プレオープンを中止にし、店内の座席を撤去してのテイクアウト営業でスタートした。
 オープンイベントも、大々的な宣伝も諦めた。
  愛媛県に外出自粛要請が出たタイミングで一時休業もした。せっかく取り上げていただいたテレビの放送でも、残念ながら営業自粛の案内をすることになってしまった。

 有り難いことに、自粛期間中のコーヒータイムにと、友人知人からイベントで知ってくださった方、初めての方まで、通販でのご注文をたくさんいただいた。当初見込んでいた店舗での売上が壊滅的ではあるが、ご注文いただいての珈琲豆の販売により、なんとか首の皮一枚、つながっている。
 始めるよりも続ける方が大変だ、ということはわかっていたつもりではあるが、最初から痛感することになるとは。正直、初日から店内での飲食を解禁していないので、まだ始まってもいない、という気もしている。
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いただいた花たちも多くの方に見ていただきたかったのだけれど
 
 来月から、通常営業ができるだろうか。
毎日、全国や県内の感染状況を確認したり、近隣の店舗の自粛状況を確認したりしている。
 テイクアウトや通販での豆の販売など、店舗営業(店内飲食や滞在)以外での販売手段を持っておいてよかったと思う反面、店営業でしか提供し得ないものを痛感しつつある。
 そもそもコーヒーや本を売りたい、というよりは、それらを媒介に人やモノやコトが集まる「場」を作りたいという思いで作った店で、島の「時」を過ごしてもらうことを目指していたのだから、当然といえば当然のこと。
「のんびりどうぞ」「ぜひ子ども連れで」「ぜひお越しください」
言ってはいけないわけではないけれど、どうも言いづらい。おすすめし難い。
 それでも、思わずのんびりしちゃう人、お客さん同士で話し始める人を見ていると、感染予防の観点から言えばだめなのだろうけれど、嬉しくなってしまう。
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いろいろ小さな飾りも店内にちりばめている

 これまで繋がりのあった方々が応援してくれ、その方々から紹介された、もらったコーヒーが美味しかった、といってごちゅうもんくださる方がいらっしゃる。この2ヶ月、そういった繋がりに本当に助けられているし、精神的にも支えられている。
 私たちのことを、取り組みを、店を、応援してくださるということが、どれだけ励みになることだろう。とてもありがたく感じている。
 それに応えるために私たちにできることは、続けていくこと。落ち着いて、胸を張って、のんびり過ごしていただけるその時まで、店を続けていくことなのだろうと思う。
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大好きな安野光雅の絵本 
 
 
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