「こりおり珈琲」という屋号を掲げてお店を始めてから、1年と4か月が過ぎた。


基本、屋外での営業ということもあり天候にとても左右されるが、


その分自然の豊かさを感じる場面も少なくない。



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この形態でお店をしていて一番のメリットだと感じるのは、


このロケーションや人との出会いをお客様と共有できること。


屋外での営業なので珈琲を飲んでるお客様もいれば、


通りすがりのサイクリスト、ご近所の方々などで賑やかになることも。


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特に何があるわけでもないけど、
目の前に海があって、そこに一杯の珈琲とゆったりした時間があれば、
珈琲屋の自分で言うのもあれだけれども、他には何も要らないじゃんと。

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町で営業することも増えてきたけど、高い建物が皆無なので空がとても広い。


海は見えないけど、船の警笛は普通に聞こえる。


そんな、この島では当たり前の風景が、
まだこの島に来て2年弱の自分にとっては当たり前ではなく、
海も空も毎日表情が変わるから見ていて全然飽きない。


最近は朝の営業も始めた。


朝ってバタバタしがちだけど、淹れたての珈琲でぜひ1日をスタートしてほしい。


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「こりおり珈琲」の屋号の由来にもあるけど、珈琲は嗜好品。


珈琲はこの世に存在しなくても、人が生きていく上で支障はない。


でも、一杯の美味しい珈琲があれば、


その日1日がほんの少し豊かになる、彩を添えることができる。


そんな珈琲をこの島で、「こりおり珈琲」では提供していきたい。


世間ではスペシャルティコーヒーという言葉もある。


もちろん美味しいし、個性があって、生産者の顔が見える。


従来の大量生産の珈琲とは概念が異なる点も多いし、教わることもとても多い。


その上で「こりおり珈琲」は、お客様の生活に馴染む、寄り添えるような珈琲を
提供していきたいし、伝えていきたい。


スペシャルティコーヒーじゃなくても、生産者の顔が見える珈琲はあるし、
個性を楽しめる珈琲も今ではたくさん飲める時代になった。


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珈琲って家でも美味しく飲めるし、敷居は全く高くない。


奥はとても深いけど。


インスタントコーヒー、缶コーヒー、コンビニコーヒーなどなど。


珈琲は今ではたくさんの手段で楽しむことができる。


どれが良いとか悪いとかではなく、珈琲の良さとその背景を「こりおり珈琲」では伝えていきたい。


珈琲のことで分からないことがあれば、遠慮なく、お気軽に店主に聞いてくださいね。


とはいえ、店主もまだまだ勉強中の身。


答えられないことがあれば、調べて必ずお答えします(笑)