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先日、西村佳哲さんの『一緒に冒険をする』出版記念トークイベントに行ってきました。
西村佳哲さんと言えば、『自分の仕事をつくる』でカチコチの仕事観を揺さぶられ、『自分をいかして生きる』で私の仕事観を築きあげたといっても過言ではない方です。
同じチームで働いていた子の二十歳のお祝いにも、弟の就職祝いにも、この2冊のどちらかを贈っています。
そんな西村さんが今治に来る?!ということで先週末、夫婦で今治ホホホ座へ。

ちょっと早めについて待っているとホホホ座は立ち見が出るほど満員になり、知っている顔がぱらぱらと。
自分が興味があって出かけた場に同じく関心を持ってきている知り合いがいるとなんだかうれしい。


トークショーの対談相手は岡山市議会議員の森山幸治さん。
西村さんのここ数年の取り組みのお話と、西村さんによる森山さんへの公開取材の2部構成となりました。

西村さんが神山町で携わっている公共住宅・神山つなぐ公社(https://www.facebook.com/kamiyamaTSUNAGUcorporation/)
のお話では、
車が侵入できない歩車分離の中庭をつくることにより、一戸ごとに孤立してしまわないコミュニティを作るという話が印象的でした。
子どもにとっては社会性を獲得する場でもある街路を車の通り道としてではなく、(歩く)人のものとして取り戻す、という考え方は、子どもの遊び場づくりの話の時にも聞いたなぁと思いました。
都市の問題のように思っていたけれど、車社会の地方も道路は車のものになっていて(しまなみにおいては+自転車の、なのでより)歩行者や立ち話をする人、遊ぶ子、の場所ではなくなっているのだと改めて実感しました。
住まいと学校や職場、店や施設をつなぐ通り道、でしかなくなっているけれどそこにある道を人の集う場にすることは、新たな場をつくることとどちらがいいかたちになるのだろう。

また、事業を進めていく中で発生する仕事を、町の外に発注という『買い物』にするのではなく、町の中でそれができる技を身に付け人が育つ『まちの仕事』にする、ということも、とても興味深く聞きました。
私自身も日常でも買い物に頼らず自分で仕事をする暮らし方をしていきたいし、企画を進めるときには安易に買い物せずに仕事を作る側になっていきたいと思います。
買い物してしまえば暮らしも仕事も格段に楽だけどね。今の楽をとると未来はないのです。


森山さんの話では、先日の豪雨災害を受けて岡山市を中心に動かれた経験をもとにして語られた、防災と自警や自治の関係性についてが、とても興味深く聞きました。
吉海の社会福祉協議会の方も集落の集会で言っていたことがあるけれど、コミュニティの強化は防災につながるのだということを、改めて私も痛感していたところで、そうだよなぁと。
個人発信、民間発信ではなかなか動きにくいところを、議員さんの立ち位置で行政に働きかけをおこなっていらっしゃり、そういう方がいる自治体は強いな、と痛感しました。
ただ、行政を変えられるもの、として捉え働きかけるか、変わらないもの、として自分たちで動くか、というところに関しては、立ち位置や自治体にもよるところが大きいように思います。
個人的には、民間発信で行政が支援したくなる(せざるを得ないくらいの影響力を持つ)が理想の成り行きだと思っています。


イベントを手段に変えていく、という考え方にはものすごく共感。
イベントをする、がゴールではなくて、イベントはゴールへ向かうための手段。
ゴールもあるのかは定かじゃなくて、進むべき方向に少しでも進むためのツールってところでしょうか。


このトークショー自体、答えは全然得られなかったけれど、考え方のヒント、やり方のヒント、をたくさんいただいたように思います。
『一緒に冒険する』、届いたら読みます。サイン本がくるはず。
読みかけの『かかわり方の学び方』もちゃんと読む。
ファシリテーション力とは何ぞや、どうやったら身につくんってことで読み始めたのだけど、今回に西村さんのトークや森山さんへの問いかけの仕方を見聞きして、なにより穏やかな静かな喋り方を学びたいと思ったのでした。

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